「商学部金田一助教」

という名の小説です。「文学部唯野教授」を尊敬してます。仕事をしつつ,小説を書いてます。一部,公開してみようと思いまして。出版野心あり。出版社等のかた,よろしくお願いします。

「商学部金田一助教」

商学部の助教の仕事は,いくつかの授業担当と研究,ということになっている。 会社の組織で言えば,ヒラの中でも下っ端にあたるから,雑務も当然ふってくる。 それが所属している大学の中だけでなく,いわゆる師匠にあたる先生のつながりでも,諸々おりてく…

バレリーナ

そんなことを考えていると,いつの間にか保育園のお迎えの時間になっていた。急いで迎えにいく。 なぜ,娘の尿やら便やらをつつんだオムツを持ち帰らねばならないのだろう,と思ったのは最初の頃だけで,今では,ありがとうございます,と礼を言いながら受け…

世の中に片付くなんてものはない

いつからこんなに守銭奴になっちゃったかなあ。 将来の不安から、何か買うと、買った後にこんなん買って大丈夫だったかな、と、一瞬いやな心持ちがする。ただ、次の瞬間には、諦めの境地にはいって、考えない、という逃げ道をひた走る。買い物を楽しむ人がい…