バレリーナ
そんなことを考えていると,いつの間にか保育園のお迎えの時間になっていた。急いで迎えにいく。
なぜ,娘の尿やら便やらをつつんだオムツを持ち帰らねばならないのだろう,と思ったのは最初の頃だけで,今では,ありがとうございます,と礼を言いながら受け取る。
帰宅すると,夕飯を作って,娘と一緒に食す。娘は食すと,割とすぐに出るものが出る。
オムツを替えて,手を洗ってリビングに戻ると,娘がどこからかとってきたピンク色のシャンプーハットの中に両足をつっこんでいる。
ん?何か変な・・・と思ってメガネを掛け直すと,娘はオムツを自分で脱いだ模様で,お尻が丸出しで,シャンプーハットだけをはいている。シャンプーハットがバレリーナのスカートにみえなくもないが,なにぶん,その下に何も履いていないのだ。本人は気に入った模様で,笑いながら,走り回っている。
この子は,お笑いの才能があるなあと感心しつつ,可笑しかった。